圧倒的な色気を纏う男のオールバック完全攻略!プロが明かすセット術
男 オール バックという髪型が、いま新たな都市型トレンドとして息を吹き返している。単なるトラディショナルなクラシックスタイルにとどまらず、適度なラフさと現代的な空気感を纏ったそのシルエットは、ビジネスの第一線で戦うビジネスパーソンから感度の高いクリエイターまで、幅広い層を惹きつけて止まない。
かつてはどこか堅苦しく敷居が高いイメージすら持たれていたが、現在のストリートにおいて男 オール バックが見せる表情は驚くほど多彩だ。前髪を力強く後ろへ流し込みながらも、サイドやバックのカットデザインによって抜け感を演出する手法が確立され、大人の余裕を感じさせる象徴的なスタイルへと昇華を遂げている。
銀幕のアイコンから現代へ:カルチャーが育んだ流儀

映画史を振り返れば、髪を後ろへと流し込むスタイルは常に「強さ」と「美学」の象徴だった。クラシックなノワール映画で暗躍する影のある主人公たちが魅せたタイトな髪型は、時代を超えて男たちの憧れであり続けている。名作『華麗なるギャツビー』でレオナルド・ディカプリオが体現した極上のドレスアップスタイルや、フットボール界からファッションアイコンへと上り詰めたデビッド・ベッカムが見せたノーブルな毛流れは、その代表格だ。
世界的なストリーミングサービスNetflixのオリジナル作品やドキュメンタリーを通じて、過去のアーカイブファッションが再評価される機会が著しく増えた。劇中の洗練されたルックスに影響を受けた若い世代が、クラシカルなヘアラインを現代のストリートカルチャーへと鮮やかに再解釈している。
メンズ美容業界を牽引する「バーバースタイル」の熱狂

この世界的な再ブームの背景には、メンズ美容業界における空前の「バーバー復権」がある。理容室が単に髪を短く刈り込む場所から、ライフスタイルや男のこだわりを発信するカルチャースポットへと進化を遂げた。フェードカットをベースにした無骨で洗練されたバーバースタイルは、世代を問わず都市部を中心に確固たるポジションを築いている。
大手コスメメーカーの株式会社マンダムが展開する意識調査やプロダクト開発を見ても、男性のスタイリング意識の変化は顕著だ。ナチュラルな無造作ヘア全盛の時代を経て、端正なラインと上品なツヤを求めるニーズが爆発的に高まっている。
メリハリと清潔感を生む「ツーブロック・オールバック」の解剖学

現代のトレンドにおいて、最も高い支持を集めているのがツーブロック・オールバックだ。サイドと襟足をすっきりと刈り上げることで、日本人に多い鉢回りの膨らみを自然に解消し、頭部のシルエットをコンパクトに引き締める効果を発揮する。
従来のベタッとした重いスタイルとは異なり、サイドの潔い刈り上げとトップのボリュームとの対比が、圧倒的な清潔感とシャープな印象を生み出す。ビジネススーツへの相性の良さはもちろんのこと、休日にお気に入りのレザージャケットやオーバーサイズのTシャツを合わせても決して浮かない。この絶妙な汎用性の高さこそ、現代のヘアスタイリングにおいて本スタイルが圧倒的王者として君臨する最大の理由だ。
【プロのセット術】絶対に崩さない!髪型別の整髪料と束感作りの秘訣
「朝セットしても、夕方には前髪が落ちてくる」「束感が上手く作れずベタついて見えてしまう」といった悩みは絶えない。だが、プロの理容師たちが実践するセット術を押さえれば、一日中崩れない極上のシルエットを手に入れることができる。
鍵を握るのは、髪質やなりたい仕上がりに合わせた整髪料選びだ。クラシカルで力強いツヤ感と高い保持力を求めるなら、水性ポマードが第一候補となる。油性とは異なり洗い流しが容易でありながら、手ぐしやコームを通すだけで何度でも再整髪が可能な点が最大の強みだ。一方で、ふんわりとしたナチュラルな立体感や動きを出したい場合は、マット系のワックスに微量のジェルを混ぜ合わせる技法が効果的だ。
束感を自然に際立たせる秘訣は、スタイリング剤を付ける「順番」と「量」にある。手のひらだけでなく指の間までしっかりと整髪料を伸ばしたら、まずはバック(後頭部)から馴染ませる。最初から前髪につけると重みで根元が潰れてしまうためだ。根元から立ち上げるように全体へ行き渡らせた後、粗めのコームを一気に通すことで、プロ特有のアグレッシブかつ美しい束感が瞬時に完成する。
8割はここで決まる!失敗しないベースドライの極意
どんなに高価な整髪料を使おうとも、濡れた髪をそのまま乾かすだけでは綺麗なオールバックは完成しない。全体の完成度の8割は、整髪料を付ける前の「ベースドライ(ドライヤー工程)」で決まる。
ポイントは、シャンプー後の濡れた状態から温風をあてる際、下から上へ、そして前から後ろへと風を送り込むこと。前髪の根元を指で軽く引っ張り上げながら熱を与えることで、毛根の生え癖を補正し、力強い立ち上がりを作り出すことができる。仕上げに冷風を30秒あてて頭皮と髪を冷やす。「熱を加えて形を作り、冷風で固める」という基本ステップこそが、風が吹いても崩れない強固なベースを生み出す秘密だ。
大人の品格を維持するデイリーケアとメンテナンス周期
完璧なスタイリングを持続させるためには、土台となる髪と頭皮のコンディション管理が欠かせない。高い保持力を持つ整髪料を日常的に使用するからこそ、一日の終わりには頭皮クレンジング機能を備えたシャンプーで余分な油脂やスタイリング剤を完璧にリセットすることが求められる。
また、特に刈り上げを取り入れたスタイルでは、ラインの美しさが命となる。ベストな状態を維持するなら、3週間から1ヶ月に一度のペースでサロンやバーバーを訪れ、サイドの色彩(グラデーション)とトップの毛量調整を行うのが理想的だ。細部への妥協なきこだわりこそが、真の大人の品格と色気を醸し出す。 (出典: 男 オール バック(Yahoo!ニュース))