激変する北の歓楽街!最新巨大スポットと深夜の極上グルメを徹底取材
susukino station周辺の空気が、かつてない熱気を帯びている。零下を記録する冬の夜であっても、ネオンの光が降り注ぐ交差点には絶え間なく人が行き交い、熱気すら感じさせる。日本屈指の歓楽街として名を馳せてきた札幌・すすきのが、巨大な複合施設の誕生と人々の動線の変化によって、大規模な都市再開発の渦中にある。
改札を抜けて地上へ向かう階段を上ると、以前とは明らかに異なる層の賑わいに遭遇する。すすきの駅およびsusukino stationを中心としたエリアは、夜の宴を楽しむ酒客だけでなく、海外からの観光客や若いファミリー層までが昼夜を問わず集う多層的な空間へと姿を変えた。現地取材で見えてきたのは、伝統的な夜の文化と新たな都市変革が織りなす激動のリアルだ。
再開発の起爆剤「COCONO SUSUKINO」が見せる新たな夜の顔

かつての「ススキノラフィラ」跡地にそびえ立つ新たなランドマーク「COCONO SUSUKINO」は、この街の風景を根本から塗り替えた。東急不動産などが手掛けたこの大型複合商業施設は、物販やエンターテインメントにとどまらず、映画館やホテル、深夜まで営業するフードホールを擁し、昼夜を問わず多様な客層を引き寄せている。
特に目を引くのは、かつて夜深くになると人通りが落ち着いていた時間帯にも、明るいテラスや施設内のスタイリッシュな店舗に人影が絶えない点だ。従来のすすきのといえば、雑居ビルが立ち並ぶ路地裏のディープな酒場巡りが主流だった。しかし今や、巨大施設と直結したオープンな空間でスマートに夜を楽しむスタイルがすっかり定着している。
雪の日も迷わない!札幌市営地下鉄南北線と地下歩行空間のアクセス攻略法

厳しい北国の冬において、移動の利便性は観光の成否を分ける決定的な要素だ。札幌市交通局が運営する札幌市営地下鉄南北線は、札幌駅から大通、そしてすすきのへと都市の血管のように脈打つメインラインである。
地下改札を降りると、札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)や地下街「ポールタウン」がシームレスに繋がっており、地上に出ることなく狸小路商店街のアーケードや各主要ビルへ直行できる。吹雪の日でも濡れずに、コートを羽織ったままショッピングやハシゴ酒を楽しめるこの地下ネットワークは、旅行者にとって最大の強みだ。
『探偵はBARにいる』の影とグローバルな聖地巡礼の熱狂

すすきのという街が持つ独特のノスタルジーとサスペンスを全国に知らしめたのは、大泉洋が主演を務めた映画『探偵はBARにいる』シリーズの世界観だ。ネオンの影に潜む危うさと、人情味あふれる酒場文化は、今も路地裏のバーや雑居ビルの奥深くに息づいている。
近年、この街のディープな魅力は国内だけに留まらない。Netflixなどのグローバルな動画配信プラットフォームを通じて、日本のレトロな街並みや独特の夜文化を描いた映像作品が世界中に拡散。スクリーンに映し出された幻想的なネオン街を一目見ようと、海外から「聖地巡礼」に訪れるインバウンド客の姿が後を絶たない。
深夜2時に賑わう絶品グルメ!締めパフェから進化系ラーメンまで
真夜中のすすきのに一歩踏み入れると、食の欲求を刺激する香ばしい匂いが漂ってくる。この街の夜の熱気を支えているのは、間違いなく極上のグルメ体験だ。香ばしい煙が立ち上る伝統のジンギスカン店には、深夜を過ぎても行列が途切れない。
近年すっかり名物として定着した「締めパフェ」の文化も進化を続けている。旬の北海道産フルーツや濃厚なミルクアイスを贅沢に使ったパフェは、お酒を飲んだ後の締めくくりとして性別を問わず愛されている。さらに、深夜営業を貫く味噌ラーメンの名店や、北海道の新鮮な海鮮を味わえる夜間営業の寿司処まで、胃袋を満たす選択肢は無限大だ。
都市再開発が引き寄せる観光・外食産業のダイナミズム
一連の都市再開発は、すすきのの観光・外食産業全体に大きな波及効果をもたらしている。老舗の居酒屋やバーが立ち並ぶ一方で、最新のトレンドを取り入れたクラフトビールバーや高感度なレストランが次々とオープンし、新旧の食文化が見事な化学反応を起こしている。
地元経済関係者の視線も熱い。単なる「夜の歓楽街」からの脱却を図り、ファミリー層や昼間のショッピング客を取り込みつつ、夜の賑わいを高次元で融合させる試みは、地方都市における再開発の新たなモデルケースとなりつつある。変貌を遂げる街並みは、都市としての力強い再生の息吹を物語っている。
夜のヴェールを脱ぐ街:変わりゆく景観と変わらない温もり
ネオンの光が反射する濡れたアスファルト、地下通路から聞こえる足音、そして暖簾の奥から漏れる温かい笑い声。変わりゆく巨大複合施設のシルエットと、昭和の面影を残す小路が同居するこの街には、他のどこにもない独特のプライドと魅力が充満している。
すすきのの夜は、単なる時間の経過ではなく、訪れる者それぞれが独自のドラマを紡ぐ舞台だ。再開発によって誕生した洗練されたスポットを巡るも良し、路地裏の小さなバーでグラスを傾けるも良し。多様な欲望とストーリーを受け止める北の不夜城は、今夜も訪れる人々を深く静かに惹きつけて離さない。 (出典: susukino station(Yahoo!ニュース))